印刷業者様とのお付き合いのマナー

印刷屋さんを選ぶ

大半の方は、同人誌専門（または専門の部署を持った等）の印刷屋さんを御利用になっている ことかと思います。
この場合、マニュアル等はしっかりとしたものがあるはずなので、これに従ってください。 大規模イベント等で貰えることもありますし、チラシやパンフに連絡先が載っていたりします ので、請求してみましょう☆
マニュアル請求をしたからといって、必ずその印刷屋さんに頼まなくてはならないということは ありませんので御安心ください。
ただし・・・同人関係をメインに扱っていない印刷屋さん（御近所だったり、知人がいたり・・・等 で利用する場合もありますよね。きっと）を利用する際は正式なマニュアルとかはないでしょう。
印刷形式や価格、その他色々な点で打ち合わせや商談が必要になるかと思います。

印刷屋さんにとって同人屋はお客様？

確かにその通りです。
・・・が、だからといって、何をしても許されるものではありません。
もし、お客様があなた一人だけだったとしたら、どんな無理なお願いも聞いてくれるかも しれませんが、お客様は他にも大勢いるのです。
時々、『〆切破りの印刷に応じてくださってありがとう☆』的、微笑ましいメッセージを自サークル の発行物等に掲載しているサークルさんを見かけますが、あれは『特別』なことなのです。
たまたま人手が空いていたとか、常連さんだから無理をしてくれたとか、やさしい従業員の人が 血ヘドを吐きながらサービス残業してくれたとか・・・（笑）
つまり、他人が大丈夫だったからといって、自分もやってもらえる・・・という保証はありませんし、 前回やってもらえたから今回も・・・という虫の良い話はない・・・ということだけは 覚えておいてください。

印刷屋さんにとって同人屋はお友達？

まあ、そんな感じにフレンドリーに接してくださる印刷屋さんも多いでしょう。
ただし、向こうはお仕事。某ファーストフード店のお姉さんが￥０のスマイルをしてくれたりする のと同じことなんです。
特に、同人屋上がりの（または現役の）社員さんがいるところも多いようですし・・・
だからと言って、『お友達感覚』ではいけません。
友達が作るコピー本なら、原稿のページ数間違えたり、サイズが微妙に違ったりしても、『まぁ、 なんとかなるから、いいよ☆　気にしないで』・・・と、なるでしょうが、当然それとは違うと いうことは・・・今更言う必要はありませんよね？

印刷屋さんへの質問

電話・ＦＡＸ・メール等、様々な方法で応じてくださっているケースが多いです。
わからないことがあったら、どんどん聞きましょう。
すでに原稿を送り済みの方は『○日頃原稿を送った○○ですが』、これから送ろうと思っている方は 『これから利用させていただこうと思っている者ですが』等と名のった上で、『○○のことで 詳しくお聞きしたいことがあるのですが・・・』と、用件を続けましょう。
会員ナンバーや受付番号等があれば、先に伝えておくと話がスムーズな場合もあります。（単なる 一般的な質問とかの場合はわざわざ言うこともないかもしれませんが）
結構電話（文章）での応対のなっていない方が多いように思われます。
ただ失礼に当たるだけではなく、何のことだかわかってもらえないという悲しいことになる かもしれませんよ〜

印刷屋さんへの代金支払い

大抵の場合は前金制だと思いますが、時には違う形式のこともあるでしょう。（表紙を先に 入稿しておく・・・等）
また、計算ミス等（本当はしないよう細心の注意を払わなくてはなりません）で、若干の料金不足 が出た場合、後日入金可・・・ということで、とりあえず印刷してくださる場合もあるかも しれません。（ありました。消費税計算忘れていたもので・・・ごめんなさい・爆）
このように後日料金を入金しなくてはならない場合・・・本当に当たり前のことなのですが、 『必ず入金してください！！』
『お小遣いがなくなったから』・『親に見つかって反対されたから』等、比較的若い同人屋さんに 見られるケースなのですが、そんな恐れ（天災とかは例外ですけど）がある方は、 オフセット印刷は見合わせた方が良いでしょう。

印刷屋さんの２回目以降の利用

１度お問い合わせをしたり、印刷をしたからといって、それで貴方がお得意様になるという ことは決してありません。
次に新しい印刷物を依頼する時や、別のお問い合わせをした時に、印刷屋さんが貴方のことを 覚えていることはまずないでしょう。（よほどの常連や、たまたま何かで覚えていた・・・という ケースもありますが）
前と同じ方が担当（応対）してくださるとは限りませんしね。
２度目以降の利用の際も、その辺わきまえておく必要があるでしょう。