通販のマナー
お金が絡むマナーなので、絶対守らなくてはならないのがこれ。
(だからといって、他のマナーをないがしろにして
良い訳ではありませんが・・・)
サークルさんによって通販の手順が違いますので、必ずそれに従わなくては
なりません。
わからない時は、先に問い合わせをしましょう。
そして、余談になりますが・・・
このページ、結構『通販のマナー』という検索語で引っかかることが多いようです。
・・・が、見ての通り、このページは『同人界』という特殊な状況下においてのマナーを扱うページですので、
参考程度にはなるかもしれませんが、一般常識とは若干異なる
部分もあるかと思います。
一般常識上のマナーを求めてお越しになった方は、予めその点御了承の上で閲覧くださいますようお願いいたします。
- ペーパー請求
- 大抵の場合は、ペーパーや同人誌内のCMコーナーを見て、その商品に
興味を持つ・・・というのが一般的。
有効期限内のペーパーや、発行後1年以内くらいの発行物に記載のCMに
載っている商品ならば、いきなり申し込んでも問題ないかと思いますが、
手持ちの情報が古い場合は必ずペーパー請求するか、お問い合わせをしてから
申し込んだ方が無難です。
ペーパーは80円(または80円+10円)切手同封でサークルさんの連絡
先に請求しましょう。
古いペーパーをお持ちの場合は、手持ちの号数を書き添えると良いでしょう。
- 問い合わせ
- 多くの場合は、在庫確認的意味合いがありますが、
『気に入った商品について、もっと詳しいことが知りたい』・・・という
問い合わせも場合によっては可能でしょう。(ただし、同人誌のあらすじを
根掘り葉掘り聞く・・・なんて失礼なことは厳禁)
上記と同じく切手同封でお問い合わせください。
- 申し込み
- 方法はサークルさんによって大きく異なります。必ずそのサークルさんの
指定の方法に従わなくてはなりません。
所定の申し込み用紙がない場合は、『どのペーパー(またはどのCM)を
見ての申し込みか』を明確にした上で、『自分の住所氏名』・『欲しい商品名と
数量』・『申し込み商品の各金額+送料(送込の場合は別)を
個別に記載したものとそれらの合計金額』・『代金について』(下記参照)を
明記してください。
- 代金支払方法
- これもサークルさんによって異なります。(選べる場合もありますし)
大事なことなので、代表的なものを幾つか紹介いたします。
どの場合も、申し込みの手紙に『どの方法で入金するか』とか
『いくら同封しているか』等の記載を忘れずに。
- ●小為替(または普通為替)
- 中小のサークルさんが最も一般的に用いる方法。
郵便局の窓口で購入したもの(購入の際には若干の手数料がかかります)を
申し込みの際に同封します。
普通為替は端数まで指定して購入することができますが、手数利用は割高となりますので、
ほとんどの場合は小為替が使われるようです。
これについては若干細かな注意事項がありますので、下記に別述します。
- ●切手・切手併用
- 上記に次いで、多いのがこちら。
『代金の全てを切手で』・・・というサークル様もお見かけしますが、
大抵の場合は為替との併用型ではないでしょうか。
併用の場合、『送料分だけ切手』というパターンと『100円以下の端数分
だけ切手』という場合があるので注意です。
また、代金として高額切手を用いるのはマナー違反。
100円または80円以下の複数切手の組み合わせにすべきです。
- ●郵便・銀行振込
- 大手・またはベテランのサークルさんが用いることが多い方法。
申し込みの手紙を別に発送するタイプと、所定の振込用紙の通信欄に品番等を
書き込んで、直接申し込んでしまうやり方とがあります。
各サークル様の指示に従ってください。
- ●現金封筒
- 見かけたことはないのですが、こういう方法も存在します。
手数料もかかりますし、滅多に使わない方法だとは思うのですが・・・
- ●切手・その他
- 中には、切手のみや、図書券・商品券等でもOKというサークルさんもあるようです。
そのサークルさんの指示に従ってください。
- ●インターネット銀行
- まだまだ少数派かとは思いますが、最近では、こーゆー方法もあります。
イーバンク銀行のメルマネのシステムが個人的にオススメ☆
- 小為替の注意事項・・・『無記名』について
-
ほとんどのサークルさんは、通販の際に『無記名小為替』同封・・・と指定していることと
思いますが、それは文字通り、為替の『受取人氏名・住所』欄に何も記入しない
状態で送付する・・・という意味です。
換金に出向く人が必ず通販窓口となった人とは限りませんし、同人作家さんの中にはペンネームで
郵便物が届くようにしてある方も多いため、発送する側が親切のつもりで記名してあげたことが
大迷惑になってしまうこともあるのです・・・
逆に『受取人氏名・住所を記入
してください』の指示がある場合(滅多に見かけませんが)はそれに従ってください。
・・・稀に、この欄に『申し込みをする本人の氏名・住所』を書いてしまう・・・というケースも
あったりしますが、これは問題外・・・(もう、こうなってしまうと為替をそのままお返しする
しかないです)
- 小為替の注意事項・・・『有効期限』について
-
小為替には有効期限が存在します。
期限は発行後6ヶ月。つまり買ってから半年・・・ですね。
明確なルールがあるわけではありませんが、目安として有効期限が3ヶ月以上残っていない小為替を
送付することはマナー違反とされています。
買い置きをしてある方や、他所から送られたものを使いまわし(使いまわし自体はマナー違反とは
ならないと思われます)する場合は特に注意が必要でしょう。
また、発行後から時間の経過している小為替を送る際には、一言その旨を付け加えておくと
親切で良いかもしれません。
- 小為替の注意事項・・・『送り方』について
-
小為替送付の際は折り曲げずに(折れ線が付いてますが、できることならその線でも
折らないでください。ファンシー封筒等の場合は折らないと入らないかもしれませんが、
その時は大き目の封筒か縦型封筒を使うと良いです)外から為替が透けて見えないように便箋で
包むようにして封筒に入れてください。
相手の方が封を切る際に、間違って一緒に為替を切ってしまわないように、しっかりと奥まで
入れましょう。
封と一緒に糊付け・・・なんてミス、絶対にしないでくださいね。
ちなみに、ここまでの諸注意に全て当てはまってしまうのが『ミニレター』・・・
折らなきゃ入らないし、開封の際に切ってしまう可能性はあるし、糊がついてしまう可能性も
否定できません。
為替同封時のミニレター使用は、例え相手の方が禁止していなくても、
やめておくのがマナーでしょうし、安全です。
・・・話がそれましたが・・・封筒には『折り曲げ厳禁』と明記することも忘れずに。
ただし、事故の元なので、間違っても封筒に『為替同封』と書いてはいけません。
- 切手・その他の注意事項・・・『購入側の心配り』について
- お客様へのサービスの一環として切手や金券等での申込をOKとしているサークルさんも少なく
ありませんが、基本的に、切手購入はサークル側にとって大きな負担になる・・・ということを
御理解いただきたいと思います。
切手も金券も使える物なので、サークル側で使えば良いことなのですが、自分達が使う以上に
代金として寄せられてしまうようなことになれば、あとは換金するしかありません・・・
・・・が、金券ショップ等での換金には額面の20パーセント程度の手数料が必要となり、
つまり1000円分の切手は800円にしかならない・・・というサークル運営にとって
死活問題が発生するのです。
切手・金券購入を禁止している(許可していない)サークルさんへの通販代金に切手を利用すること
がマナー違反なのは当然のことなのですが、OKしている場合にも心配りは忘れずに・・・
どうしてもどうしても切手でしか送れないような事情がある場合はともかく、それほど切羽詰った
状況でないのであれば小為替等の送金を考慮してみてはいかがでしょうか。
また、金券ショップでの換金対策として、切手・金券での購入時の価格設定を割増した料金体制を
とっているサークルさんもあるようです。
その割増料金が不公平だと納得できない方もいらっしゃるようですが、
それなら小為替等の入金をすれば
良いことですし、それでも納得いかないのであれば、通販を見合わせれば済むことです。
・・・例えは的外れかもしれませんが・・・TVショッピングとかでも『送料無料』とか言って
おきながら、『北海道・沖縄・離島は別途○○円必要です』・・・ってヤツ。
それと同じようなものだとお考えください(笑)
不公平だとは思いますが・・・仕方のないことですよね?
それがイヤなら、買わなければ良いだけのことなのですから。
- 通販以外の用事
- 通販する際に、それ以外の用事も一緒に済ませてしまおう・・・という
場合もあるかと思います・・・が、この場合は、手紙を別にするとか、
わかりやすく用事を分けて書く・・・等の配慮が必要です。
特に、通販代の他にも何かの代金を同封する場合は要注意。
通販代いくら、○○代いくら・・・という感じに明記しないとトラブルの元になります。
・・・というか、本当なら、通販と他の用事は別の便で申し込むのが
マナーかとは思うのですが(『別便にするように』等の指定がある
サークルさんもあります)・・・実際のところはケースバイケースなんです
よね・・・
- 郵便番号記入の勧め
- 通販ペーパー内には、当然『通販方法』が書かれています。
大抵の場合はその通りに申し込めば問題ないはずなのですが、ちょっと待ってください。
『申し込み・お問い合わせの際には住所・氏名を明記してください』等の一言は、
殆どのペーパーに書かれていることでしょうが、『郵便番号を
明記してください』とまで描いてあるペーパーは意外と少なかったりします。
単にスペースの問題で省略しているケースが殆どだと思うのですが・・・郵便番号、
できることなら手紙本文(または申込書)内にも書いておきましょうよ。
送った封筒に書いてあれば、それを確認することもできますが、通販事務処理側の立場としては
これが結構骨なのです。
通販作業軽減に御協力ください〜☆
・・・確かに郵便番号がなくても郵便物は届きますが、もし万一、住所に間違いがあったり
一文字抜け落ちてしまったり、文字に汚れがついたりで読み取れなくなったりしたら・・・
差出元に戻されてしまったり、一歩間違えたら迷子郵便扱いとなってしまうかも
しれないのです。
御自分のためにも、たった数字7つ・・・書いてみましょうよ。
- 見返り(?)
- 通販してあげたんだから・・・という気持ちは厳禁。
たまに聞く話なのですが、『ウチのグッズも買ってください』とか
『イラストください』・・・っていう感じの見返りの要求は
絶対にいけません。
申し込み時等に、『ウチのサークルのペーパーも同封します。おヒマな時にでも
読んでくださると嬉しいです』・・・って位ならOKかとは思いますが、
中には『ペーパー同封お断り』(自作ペーパーなら可・・・という場合も
ありますし、ペーパー全般・・・という場合もあるようです)な
サークルさんもありますので注意。
その他のお手紙に関するマナーの各項目はこちらです。
合わせて御覧になった上で、参考にしていただけたら幸いです。
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